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- 2022.10.31
- コラム
新しく中学生になるお子さまをお持ちの保護者さまへ①
小学生と中学生の勉強のしかたの違いとは?
よく、中学になると勉強の方法を変えなければならないと言われます。
「小学校で80点は取っていたので中学でも大丈夫だと思っていた…」
そんなお母さんの言葉を何度となく聞いて来ました。
なぜ、勉強の仕方を根本的に変えないといけないのか説明していきます。
「記憶力」と「暗記力」と言う言葉はよく聞きますが、
同じ意味のように思えて実は違うものなのです。
「暗記」とは新しい物事を覚えること。
「記憶」は覚えたことを忘れないようにすることです。
脳の記憶には「短期記憶」と「長期記憶」の2種類があります。
まず脳に入ってきた事柄は「短期記憶」として脳に蓄積されます。
短期記憶は容量が限られていますので、
満杯になると古いものから忘れていきます。
短期記憶の中でも重要だと判断されたものは「長期記憶」として保存されます。
長期記憶には容量がなく、保持時間が長く、長期にわたって保持されます。
感の良い方は、もう気が付いたと思います。
小学生は、短期記憶で単元テストで80点を取っているのです。
ということは、
その80点のぶんの学力はいずれ消去されてしまいます。
中学のテストは単元テストではないので、
定期試験は長期記憶でのぞまないといけないのです。
つまり、覚えたことを忘れないようにする
勉強法に切り替えて行かないと大変なことになるということが
お分かり頂けたと思います。
そのためには何度も何度も繰り返し勉強することが必要です。
学校の課題や塾の宿題などをしっかりとこなし、
長期記憶として入れていきましょう。