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- 2022.11.08
- コラム
新しく中学生になるお子さまをお持ちの保護者さまへ②
子どもは悪くない!
お父さん、お母さん達は、例えば算数の「分数」は何年生で習ったか、覚えていますか?
「多分、上の学年…」
はいそうです。小4で習い始めたはずです。
では…お子さんは?
なんと、今のお子さんは小2で習い始めているのです。
その昔、学校教育において「ゆとり時代」と言われる暗黒の時代がありました。
これが、失敗で、子ども達の「学力低下」を引き起こしたこともご存じだと思います。
では、ということで「厳選?」された算数の指導内容は「ゆとり時代」以前に戻されました。
学校の先生の週休2日はそのままでした。
授業時間が変わらないのにもとの内容にに戻すことができるのか…
教科書会社のHPにこんな説明がありました。
“学年学年間の学習をスムーズにつなげ,知識・技能の確実な習得をはかるため,
上級学年の内容の一部を,下学年で素地的に学習する「スパイラル」の形式も
取り入れられました。”(大日本図書HPより)
この、「上級学年の内容の一部を,下学年で素地的に学習する」
というのが問題なのです。
「分数」でいえば小2で小3で小4で小5で小6で…と
小出しにチョコチョコと勉強していきます。
前回お伝えした「短期記憶」で言うと、今の学年の「分数」が消去されたころに
また、次の学年の「分数」を習うのです。
これをご存じでない保護者様がほとんどではないでしょうか?
塾の先生でも分かってない方が多いと思います。
子どもは悪くないのです。学び方が悪いのです。
と言っても、教科書は変えられないので、塾で、学び方を変えなければなりません。
こんな風に6年間習ってきたお子さんです。
お勉強「大丈夫かしら?」と疑って頂くのをおススめします。
残念ですが…
なので、四日市ゼミでは中学準備は、安易な先取りはせず、「復習」からスタートさせています。
しっかりと小学校の内容を理解、整理して中学校に繋げていきます。