県立上位校受験専門塾四日市ゼミ

2020.09.15
コラム

暗記するために大切な事

少しずつ暑さもやわらいできて、過ごしやすい時期になってきました。

しかし、まだ気温の変化も大きく、天気も崩れやすい日々が続いています。

 

つい先日保護者の方と相談をする機会があり、その時に「暗記」についてのお話をしました。

お子さんの勉強の様子を聞くと、どうやら英単語などの暗記をする際、

ひたすら「見て」覚えているとのことでした。

それでも学校の小テストなんかは良い点数を取っているそうですが、

やはり「見る」だけでは中々記憶に定着しません。

ごく短期間だけ覚える(小テストの前日に暗記する)ならばそれでもいいのでしょうが、

定着させるためには「書く」ことも非常に重要です。

 

記憶するためには「インプット」と「アウトプット」の両方が必要だと言われています。

「見る(インプット)」だけではなく、「書く(アウトプット)」が大切になってくるのです。

 

また、別の生徒さんも中々英単語が覚えられないと悩んでいました。

そこで、私は

「イングリッシュ(英語)って書いてごらん」

と言ったら、その生徒さんはあっさりと

「English」

と書いてくれました。

 

当たり前のように書けましたが、Englishという単語は文字数も多く覚えにくいはずです。

なぜあっさりと書けたのか。

本人に訊ねてみると

「本当だ、なんでこんな簡単に書けるんだろ?」

と不思議がっていました。

 

それは、Englishという単語を毎日のように見たり、書いたりしているからなのです。

脳はいらないものを忘れようとするようにできています。

毎日のように見たり、書いたりすると脳が「これは必要なものだ」と思って覚えるわけですね。

 

暗記するのに必要なのは「インプット」と「アウトプット」の両方をこなすこと

そして毎日とはいかずとも何度も繰り返しやり続けることが大切なのだと思います。

 

ちなみに同じ単語を1日で10回書くよりも3日に分けて3回書いた方が覚えられるそうです。

1日で一気にやってしまうより毎日コツコツやったほうが覚えられるというわけですね。